久しぶりの更新きました!!
砂縄ブランド 笑
の麻縄試作機の第三弾!!
その名も
試作三号機!!!(まんまだね。笑)
ただ、今回は前回の
試作一号機と
試作二号機とコンセプトから違います。
試作一号機と
試作二号機は煮なめし処理をしましたが、今回の
試作三号機は…なんと煮なめしをしていません。笑
つまりが話し、今回の
試作三号機は完全に手なめしで仕上げました。
一般的に麻縄のなめし方といえば煮なめしといって、鍋でぐつぐつと麻縄を煮込むスタイルが主流ですが、もっと古くは麻縄は煮ずに柱なんかでごしごしと、こすってなめしていたようです。
今回は、その古典的な?手法を行ってみました!
結果は最後まで読んでいただいてのお楽しみということで…笑
目次
①材料にジャンプ②手なめしにジャンプ③毛羽焼きにジャンプ④仕上げにジャンプ⑤最後ににジャンプ①材料・麻縄(ジュート素材のもの(別名、黄麻)今回は太さ6mm20m巻を用意しました。)
(一号機と二号機の残りものの為、今回は約6m程度の長さです。)
・カッターナイフ(百均のでOK)
・下敷き(カッターの歯に負けないもの)
・ガムテープ(無くても大丈夫だがあった方がいい。)
・ビニールテープ(無くても大丈夫だがあった方がいい。)
・軍手(無くても大丈夫だがあった方がいい。)
・なめし用のオイル(今回は馬油を使いました。)
・毛羽焼き用のガスコンロ、ロウソク等(今回は自宅にあったガストーチを使いました。)
②手なめしはい。笑
さっそくの手なめしです。
前回前々回は麻縄の切断がありましたが、今回は残り物のため、切断の必要がありませんので切断ははしょります。笑
ただ、砂縄おススメの切断方法があるので、
試作一号機と
試作二号機も見に行ってね。笑
縦写真なので、ちょっと見にくいですが、右から
既製品、
一号機、
二号機と並んで一番左が一切手をつけていない状態の
三号機です。
長さも違うんだけど、注目して欲しいのは麻縄の垂れ具合?笑
要は、一切なめしていない麻縄はかたいのがよく分かると思います。
これを他の麻縄同様に柔らかくしていきます。
アップでも一枚。
写真奥の垂れ下がっている麻縄が
二号機でぴんと張っているのが
三号機です。
なめし前の麻縄の質感がよくわかる良い写真ですね。うん。笑
で、またまた縦写真で見にくいけど…笑
何のタネも仕掛けもないただの椅子です。
いやマジでね。笑
ひたすらに手で麻縄をなめしていては日が暮れるどころじゃ済まない上に、手が痛くて仕方ないので…笑
今回はこの椅子に活躍してもらいます!
こんな感じで椅子のパイプ部分に麻縄を引っ掛けて左右に引いてなめしていきます。
今回は写真を撮る為にこの状態ですが、素直に座った方がラクだと思います。笑
あと
注意点!!かなり毛羽が飛び散るので、掃除機をかける覚悟でやるか、ベランダ等でやった方がいいです。
(経験談。笑)
で、この作業を30分ほどと手である程度具合を見ながらなめしたところです。
準備と撮影の時間をのぞいたらトータル一時間ほどかな?
でここまで仕上がりました。
今回はちょっと硬めに仕上げる予定です!
で、ここで馬油の登場。
素手の状態で手のひらに馬油をすり込んでから、その状態で麻縄になじませていきます。
あまり付けすぎる必要はないと思います。
個人的にはうっすら馬油をすり込んでいって、マメに馬油を手のひらに追加するイメージ。
こんな感じでテンションを掛け、なめしながら馬油をすり込んでいきます。
左が馬油をすり込んだ
三号機で右が
既製品。
見た目には大きな違いがありません。
③毛羽焼きで、今回は麻縄に織り込まれた不純物をピンセットでちまちま取り除いて…といった作業はあえてしませんでした。
過去の反省点として、徹底的に不純物を取ろうとした結果、深くに織り込まれた不純物を取る事によって麻縄が痛んでしまったからです。。
多少は取ってもいい気はしましたが、手なめしでかなり毛羽立った上に、大きな不純物も毛羽に混じって逆立っていたので、このまま焼いたらいい感じじゃね??
という発想からの実験です。笑
まず、下準備として麻縄の終わりの部分。
要は縄尻にほつれ防止の為に巻いていたテープを取り除きます。
取ったらこんな状態です。
ちょっとだけ糊がついてるのかべた付きますが気にしない気にしない…笑
で、毛羽焼きには恒例?笑
の小型ガストーチを使います。笑
持ってる人の方が少ないと思うので、ない方はガスコンロのゴトクを外してやって下さい!
火力は…多分中火でいいんじゃないかな…笑
ガスコンロでやったことないから分かんないや…笑
ごめんなさい。。笑
毛羽焼きのところの写真です。
以前まで軍手を付けて作業していましたが、よくよく考えると万一軍手に引火したら簡単に外せず大怪我に繋がる可能性があると判断。
で、今回はあえて素手でやりました。笑
怪我するならより被害を少なくしないとね!
ただ、上の写真の距離感でも直火じゃないからか熱くなかった。笑
あ、炎との距離感は使う道具にもよると思うので参考程度で。笑
ここは大きな不純物があって思い切って焼きました。
結構大きな炎が上がりましたね。
後で見てみるとちょっと焦げ後が残りましたが、最後にススを取った後は目立たなくなりましたよ!
これは中々いい写真ですね。笑
いい感じに着火すれば毛羽から毛羽へ自然と炎が飛んでいきます。
ただ、火事になったり麻縄本体を焼くほどの力はないので、ご安心を。
ただただ、念のためにいつでも消火できる準備は必ずしてからやらないと火事になっても知らんぞ…笑
ちなみに、過去作成した
一号機と
二号機と同様に、線香くさい独特の臭いが立ち込めるので、室内で換気しながらやることをおススメします。
室外だと結構マジに火事と勘違いされるかも知れません。笑
ほんで毛羽焼きが終わったら、麻縄についたススを取り除きます。
ここは軍手がおススメ!
軍手をはめたまま、麻縄をなめすようにするだけ。
ススが付かなくなるまでしっかりやりましょう。
終わった後の軍手はこんな感じ。
以前作ったのに比べたらススが少ない気がするけど…??
もしかしてレベルアップした??笑
④仕上げ最後に仕上げとして縄尻の処理をします。
そのまま縄尻を置いていては、縄尻からどんどん麻縄が解けてきちゃうので…。。
で、縄尻の処理は主に結んでしまうことが多いんですが、結び目が大きいほうが使いやすいって人と小さい方が使いやすいって方に分かれると思います。
砂縄は今回も砂縄流に
八の字結びで仕上げました!笑
ちょっと結び目が大きくなるけど、個人的にはこれが万能です!
お試しあれ 笑
で、最後に完成形を既製品と比較。
左が
試作三号機で右が
既製品です。
見た目に大きな違いはありませんね。
これまた分かりにくいですが…笑
手前側が
試作三号機で奥が
既製品です。
既製品よりやや硬めの仕上がりになりました!
⑤最後にさて
試作三号機も遂に完成しました。
作ってみた感想として第一に挙がるのは、何より簡単…笑
煮込む工程がないだけだけど、煮込むのが大変なんだよあれ…笑
煮込んでからも乾燥の工程もそれ相応に大変だしね…笑
ちなみに今回はしょったゴミ取りですが、完全に縄目に編みこまれているものは取れませんでしたが、これは正直ゴミ取りしようと取ったらまずいレベルでしっかり編みこまれているので…
そこは無視するとしたら、手触りも思いの外にソフトな仕上がりでゴミ取りは毛羽焼きするなら必要ないかな??
って印象でした。
で、麻縄自体の感触も、煮なめしと違って好みの硬さに仕上げやすいのもポイント。
今回は椅子でやりましたが、ちょこちょこ様子を見ながら硬めでも柔らかめでも作業時間の調整で自由自在。
難点は、煮込んでいないので何となく殺菌できていない気になることかな…?
ゆって、煮込んだ後は素肌に使うので殺菌も何もない気もするけど。笑
よく言われる麻縄に染み込んだタールも気にならない…というか今回使用した麻縄にはタールが入っていなかったのか?
特段気になる質感もありません。
どこまでが本当でどこまでが嘘なのかもよくわらんねここまでくると…笑
が、そこは砂縄が実証実験を持って自作麻縄の完成度をより高めていく予定です。笑
実は追加で麻縄を30m購入済み…笑
また新作作ったら記事書きますね!
では今回はこの辺で。
試作三号機 作者 「砂縄」
製作期間 約三週間(ただしサボらずに集中して作業をすれば一日で完成可能。笑)
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